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2007年9月11日 (火)

9/9 仏教小物を作ろう  ☆資料編☆

「仏教小物を縫う」

資料by酒主浄忍

 僧侶が仏道を修行する上で、鉢衣(はつえ)・pattacivaraは必須用具です。衣、

すなわち三衣(さんね)・tecivaraは、最初はごみとして捨てられた布を拾い集め

て、ぼろ布を自分で縫い合わせて作っていました。初期の袈裟はこのよ

うな布で作ったので、糞掃衣(ふんぞうえ)・pamsukulaと呼ばれました。

 僧侶の六物(大正蔵・23・p.202)として三衣、座具(ざぐ)・nisidana、鉢(鉢袋と小布がつく)

漉水嚢(ろくすいのう)・parissavanaがあります。鉢袋(はったい)・pattatthavika

と小布・colokaは(南伝蔵・4・p.175)は鉢を運ぶ為と保護する為に定めら

れたものです。これら以外にも、履く袋・upahanatthavika、薬袋・bhesajjatthavika、

指ぬき袋・patiggahathavikaなどがあります。六物や八資具※などは篤信者の布

施によって支えられますから、これらを作り布施する人は、本来ある程度の仏典

の知識が必要となります。

※八資具・atthaparikkhara、三衣、鉢、漉水嚢、腰紐、剃刀、針の八品。

さて、日本の在家仏教徒として、何か仏教小物を縫うとすれば、大き

めの物として、略袈裟、白布、座具、頭陀袋があります。小物としては

食器つながりで、鉢袋にちなんで箸袋、小布があります。小布

は茶道の袱紗(ふくさ)に、あるいはランチョンマットに相当するようです。

もし仏陀が箸文化圏の人だったら、箸袋は六物の一つになっていたでしょう。

 今日は、白布、箸袋、小布のどれかを作ってみよう。できれば、白布以外

は、古い布きれ、はぎれなどで縫ったほうが良い。

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経典より引用

その時、比丘等は地上に鉢を伏せ置き縁摩れたり。世尊に此義を告げたり。

「比丘等よ、草の敷具を許す。」

草の敷具を蟻囓れり。世尊に此義を告げたり。

「比丘等よ、小布を許す。」

小布を蟻囓れり。世尊に此義を告げたり。

「比丘等よ、鉢屏を許す」

鉢屏専(注:資料では車遍に専です)落して鉢壊れたり。世尊に此義を告げたり。

「比丘等よ、鉢籠を許す。」

鉢籠にて鉢摩れたり。世尊に此義を告げたり。

「比丘等よ、鉢袋を許す。」

肩紐なかりき。世尊に此義を告げたり。

「比丘等よ、肩紐、纏糸(注・資料では糸遍に糸です)を許す。」

南伝蔵・4・p.175

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この他、パーリ経典から上記に対応する部分の引用

(P.T.S. Vin.p.113~114)と、

参考資料として大正新脩大藏經から(22.p.953上)比丘が鉢に卍を書いてしまった事、

また別の比丘が鉢に名前を書いてしまった事にそれぞれ仏陀が「ふさわしくない」と述べたエピソードが引用されました。

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