9/23 在家布薩をまなぶ ☆資料編☆
在家布薩を学ぶ(資料 by 酒主さん)
陽暦の9月23日の秋分の日は彼岸の中日であり、多くの日本の仏教徒はこの日を中心にして、先祖供養と墓参りの7日間となっています。
今年の9月25日は陰暦の8月15日(満月は17日)に当たり、いわゆる十五夜と呼ばれ、月見の行事となっています。
仏教徒と月の満ち欠けは深く関わっていて、特に新月、半月(2回)、満月に当たる日は重要です。一月に4回あるこれらの日は、本来は在家信徒が日常の生活を離れ仏道修行をして、少しばかり僧尼や聖者に近づく日なのです。従って、この日の行を在家布薩・Gihuposathaと呼び、日本ではこの日を六斎日(ろくさいにち)と呼んでいます。
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メモ:
☆なぜ「六」斎日と言うのでしょうか?それは 陰暦の満月の日付は
29日、30日 8日、23日 14日、15日の6日あるからです。
☆こよみの上の満月日と実物の天体の満月日は日付がずれていることもあり、
布薩日は実物の方にあわせて行うのが普通だそうです。
☆斎という字は慎むという意味があります。
☆六斎日でグーグル検索してみると、六斎日に踊り念仏をした「六斎念仏」の記事が上位に表示されてきました。(大乗仏教の行事)
(余談)
念仏踊りがらみで、中世ヨーロッパでペストが大流行したとき、死者を山積みにして荼毘に伏す炎の前で「メメントモリ(死を忘れるな)」と唱えて踊り狂う行事が大ブレイクしたとのネット記事を発見。
死を忘れるなと言うか、本音は忘れたくて踊っていたのではないかと・・・・。
なんて考えていたら脳裏に浮かんだのはコレでした。
↑こんな漫画いかがでしょうか。主人公は、つねに瀕死!(でも意外と達者)。
ダ・ヴィンチという本を紹介する雑誌に連載されていて、私は時~々立ち読みしています。
>出版社からのコメント
>生と死の狭間をさまよう「瀕死のエッセイスト」が、生にまみれたものたちに冷や水を浴びせるべく、アキバ・激安焼肉店・性器BAR・F1サーキットなど、ありとあらゆる話題のスポットを訪れてはくりひろげる、死のひとりシュプレヒコール!
>奇才・しりあがり寿が、タウンガイド形式をとりながら、時にゆる~く、時に鋭い視点で生と死を描く、シュールでそこはかとなくユーモアただよう55話。死についてちょっとわかった気になれる、お得な1冊!
(余談やっと終わり)
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彼岸の7日間を仏教徒として正しく過ごすには、出来れば布薩に当たる日に、そうでなければ、7日間のうち一日ぐらいは布薩を行ったほうが良いでしょう。仏典によれば、布薩の日は四大天王・Catummaharajikaとその従属が天界から降りて来て、人々の善悪の行いを見回ります。ひょっとしたら、十五夜の月明かりの中に彼らの姿が見えるかも知れません。四天王とはお、東の持国天・Dhatarattha、南の増長天・Virulha、西の広目天・Virupakkha、北の多聞天(毘沙門天)・Kuvera=Vessavanaの四神で須弥山の中腹に住んでいます。
因みに、月にまつわるお経には本生経の第316話の兎本生・Sasa jatakaがあります。兎が我が身を持って布施した徳を世間に示すために、帝釈天が月に描いたという話です。十五夜と仏教をあえて結びつけるなら、兎=菩薩の徳を讃える行事となりそうです。ダンマパダ第172、173,382偈では、仏道にいそしむ人を月がこの世を照らすのに例えています。
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メモ:
ダンマパダ第172
以前には怠りなまけていた人でも、のちに励み努めるならば、
その人はこの世の中を照らす。 あたかも雲を離れた月のように。
ダンマパダ第173
以前には悪い行ないをした人でも、のちに善によってつぐなうならば、
その人はこの世の中を照らす。雲を離れた月のように。
ダンマパダ第382
たとい年の若い修行僧でも、仏の道にいそしむならば、雲を離れた月
のように、この世を照らす。
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後悔していないで、今ここから頑張ればいいじゃないの O(^-^)O
名月のように明るく、涼しい心で行きましょうよ。と、むくむくとやる気が復活してきました。
☆兎本生・Sasa jatakaはpatipada誌上のあの「パーリ語アイウエ・オ」でも取り上げられている、有名なジャータカです。
菩薩が兎として登場するジャータカは実は珍しい。自分が知る限りではこの物語以外にはないと酒主さんがおっしゃっていました。
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八戒 Attha sila を学ぶ。
(3)Abrahmachariya veramani sikkhapadam samadiyami.
われ婬事をおこなわざる戒をたもつ。
(6)Vikalabhojana veramani sikkhapadam samadiyami.
われ時(正午)すぎて食事をとらざる戒をたもつ。
(7)Nacca-gita-vadita-visukadassana-mala-gandha-vilepanadharana-mandana-vibhusanatthana veramani sikkhapadam samadiyami.
われ舞踊・歌謡・音楽・観劇をなさず、花鬘・薫香・塗香を身につけ飾らざる戒をたもつ。
(8)Uccasayana-mahasayana veramani sikkhapadam samadiyami.
われ 高い・広い寝台に臥せざる戒をたもつ。
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メモ:
五戒プラス3つで八戒になります。
3つと言いながら 4つ戒が書いてあります。
それは、五戒では「邪淫をしない」のところ八戒では「正統なパートナーとも誰とも性交渉を持たない」brahmachariyaに替わるので。です。
中国製ジャータカ「仏説 戒消災経」を原文を翻訳しながら物語る酒主さんと、面白がりつつ、ふんふんと聞き入るN口さん。
五戒を守る人の威光がいかにスゴイかというのがテーマの物語です。
テーラワーダとはあまり関係がないお経だけれど、戒を守る布薩日にピッタリ!な内容とも言えますね。
日本昔話の「三枚のお札」のような危機一髪!系のお話で、いつのまにか私もそのうちに引き込まれていました。
主人公は両親に仏道を歩むようよくよく言い聞かせられたにもかかわらず
酒盛りに誘われれば行くし、美しい人妻(人食い鬼の奥さんだから鬼妻かな)がいれば仲良くなっちゃおうかな~、もう俺も鬼に食われてシカバネになっちゃってもいいさ~、と心フラフラしっぱなしの憎めないヤツです。
人食い鬼がでてきて、主人公の連れの男は道を急いだ余りさっさと食べ散らかされてシカバネになるなどサスペンス、ホラーシーン。話の盛り上げ方が基本に忠実ですな(笑
主人公を食べてやろうと思ったけれど五戒の力(お酒を冒頭で飲んでしまったから四戒に近いけど)に恐れおののいた人食い鬼は400里も向こうから近づけず、一晩中地団駄をふむばかり。
まあ、五戒を守ろうって気持ちがちょっと励まされました(笑
こういうのもアリだと思います。
(つづく)
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コメント
やっと宿題が終わって万々歳のへろへろです(^ー^)/
>オーイ・メメントモリ
以前NHKのコミック紹介の番組で見て以来気になっていました。あの絵のタッチに騙されそうになるけど奥が深そうね、しりあがり寿さん。
藤原新也の「メメントモリ」(写真集)もお勧めですよ!生と死は表裏一体なんだなぁって再確認させられます。死の匂いがするという事でお遍路の写真もあるし、「深夜特急」と並んで私の愛読書の一冊です。
投稿 へろへろ遍路 | 2007年10月 1日 (月) 22時12分
>やっと宿題が終わって万々歳のへろへろです(^ー^)/
patipada次号が待ち遠しいですな。
編集部の方が、今一生懸命作業されてるようです。
>死の匂いがするという事でお遍路の写真もあるし、「深夜特急」と並んで私の愛読書の一冊です。
N口さんの原点のようなものが含まれてそうですね。
「人は犬に喰われるぐらい自由だ」っていう言葉聞いたことありますよ。藤原さんの言葉だったとは。
投稿 ねぎし | 2007年10月 6日 (土) 22時39分